気になる“あのウワサ”・“都市伝説”などをゆる〜く紹介。
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今回は、本の感想&レビューですね。


ヒトは「いじめ」をやめられない】
中野信子(小学館新書)

を読んだ感想をお送りします!


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いじめの本質に迫った本


この本は、何げなく本屋で手に取って買いました。
いわゆる衝動買いですね。

コロナ自粛の影響で本の衝動買いが止まりません…


文が読みやすくて一気に読めたし、
内容的にも楽しめましたので、
本の内容ご紹介とレビューを書かせて頂こう思います。



著者は中野信子さん。

中野さんは東大を出られてる脳科学者で、
テレビにも多く出演されてるみたいですね。
テレビあまり観ないので知りませんでしたが…。


さてこの本、
ひとことで言うとこんな感じです。

いじめの本質に迫った本


まああくまで、ひとことで言うと…ですね。

そして著者の主張としては、
大きくはこんな感じ。
いじめは、人間の本能。
快感なので理性で抑えること自体がムリ。
「いじめを根絶しよう」
「いじめをなくそう」ときれいごとを言うのではなく、
いじめの根絶は無理という事実をまず認めて、その上で現実的な対策をとっていきましょ!

とにかく、
いじめは人間の生存本能。
種の保存、または集団の維持や強化には必要だから存在してきた
という主張ですね。


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「うーん…何か難しいけど、
いじめは本能だから仕方ないってのは納得できないわ…」

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「まあでも、
いつまで経ってもいじめによる子供の自殺が減らないのは事実なわけで。
それをちゃんと直視していこうぜってこと」

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日本人はいじめをしやすい


著者によると、
日本人はいじめをしやすい
とのこと。

これには納得。
日本の教育制度に原因があるということで、
その問題点を指摘しています。

現代の日本の教育制度は、戦後に確立したいわば軍隊式
画一的で、個性を殺し従順な工場労働者を生み出すための教育。

目立ったり、才能を伸ばす必要なんかないわけです。
従順にみんなと同じように作業をする
そんな能力が美徳とされてきた。


当然、そこから少しでもはみ出した人がいると、いじめられるのは当たり前。
集団の中で「異物」は許されないわけです。


そもそもこの日本の教育制度は、
産業革命時代のイギリスを参考に作られた制度なんで、
ある程度仕方ないんですがね。

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「…産業革命とか難しくてわからんわ…」

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「あ、はい。すいません」


とにかく
みんなと違うことは悪いこと。
この考え方が、日本人には根付いているということです。

反対に、著者はイタリアの教育の例を挙げていました。
日本とは違い「個性を伸ばす教育」で、
人と意見が違うことは当たり前。

「目立ったり、人と違うことは当たり前」
というスタンス。

だからいじめは起きにくいみたいですね。


そう言われりゃそうですよね。

個性を容認して伸ばさなければ、
歴史に名を残すような天才や芸術家は生まれるはずがない。


しかしその反面、
歴史的にもイタリアの軍隊は弱かったという話は面白かった。

集団としての統率が必須の軍隊においては、
個人が自由すぎると機能しない。

そんなデメリットもあるということですね。


ある意味、
個より集団を大事にする日本人の意識は、歴史においても機能していた部分は多かったかもしれません。
日本式教育によって、高度経済成長が成し遂げられたわけだし。


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いじめを無くすには?


では、学校においていじめを無くすにはどうすれば良いか?
著者は様々な提言もしておりました。


小学高学年から中学2年生までは、脳科学的にも最もいじめが起きやすい年齢。
さらに、人間の本能的にもいじめは避けられない。
であれば、
学校の死角を無くし、物理的に制御していくしかないという主張でしたね。

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「死角?物理的?」

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「まあ難しいけど、
監視カメラを増やしたり、警察権力の介入も増やすというのも選択肢だよって感じかな」


システム上、現場の学校の先生に頼るシステムは崩壊しており、いじめは抑止できていないということ。

その通りですよね。

いじめは、先生の見えない所で行われるわけですから。

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まとめ


全体的にも、セロトニンやテストステロンなど、脳科学的な観点からも根拠を持って論じているため、説得力がありました。


「いじめをなくそう!」って言ってるだけでは、いじめは絶対になくならない。

人間は「痩せなきゃ」と思っていても、つい食べちゃう。
それと同じで、
「人を攻撃しちゃいけない」とわかっていても、ついやっちゃう。

これは本能であり、理性は快感に勝てない。



衝撃的ではありますが、これが事実なんですね。
子供の世界でも大人の世界でも、
いじめが無くなったためしがありません。


根絶は無理という前提に立ち、いじめが生まれにくい環境をいかに物理的に作っていくか
そんな提言をしている本でしたね。

興味ある方はぜひ。



以上、
ありがとうございました〜。










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