
「今回紹介する雑学は、国鳥です!」

「こくちょう?」

「国鳥は、国の鳥だね。
世界の国々には、それぞれの国が指定する国鳥が存在します」

「あ、そなの?日本は?」

「日本の国鳥は、キジでございます」


「今回は、
中国には正式な国鳥が存在しない。しかも、その理由は日本だった!?
ってネタを紹介するよ」

「どゆこと?」
中国は国鳥を指定していない

「世界の主要な国は、たいてい国鳥を指定してるんですね。
例がこちら」
アメリカ→ハクトウワシ
ドイツ→シュバシコウ
ニュージーランド→キーウィ
イギリス→ヨーロッパコマドリ

「ところが、大国の一つである中国は指定しておりません。
なんでだと思う?」

「え…全然わかんないって…。
広すぎるからとか?鳥が多すぎてみたいな」

「はい、違います。
実は、中国ではかつてこんな事がありました」
2004年に、中国では「国鳥を決めよう」という動きがあった。
インターネットで人気投票を行ったところ、1位にタンチョウ(丹頂)、2位にトキ(朱鷺)が選ばれた。

「ほおほお。で?」

「ところがどっこい、こんな事実がありました」
1位のタンチョウの学名は
「Grus japonensis」。意味は「日本のツル」。
2位のトキの学名は「Nipponia nippon」

「ん?ん?
どっちもにっぽんが入ってる的な?」

「そそ。正式な学名に日本が入ってしまってる。
なので、タンチョウもトキも国鳥への指定を見送ったんだって」

「まあ…そうか。
国鳥に外国の名前がついてたらね…」

タンチョウ
まとめ

「ちなみに、
ツル(鶴)と言うとたいてい、このタンチョウのことを指すって知ってた?」

「え?
じゃあ、ツルって鳥はなんなの?」

「ツルは総称的な感じだね。
タンチョウはツル科に属するよ。
ちなみに、タンチョウはタンチョウヅルなんて呼ばれることもあるよ」

「何かややこしっ…」

「以上。
まとめると、
中国はタンチョウを国鳥にしたいが、日本のせいで指定できない。
てなお話しでした」

「う〜ん、日本のせいというよりは、学名をつけた人だよね…」